日南キャンプレポ

日南キャンプレポ

一日目 二日目 三日目 四日目 五日目 選手サイン風景 キャンプの総感想 

2/20(火)


本日から日南入りです。
カープの日南キャンプを徹底的に見てレポートを書きたいと思います。
この日は紅白戦がありまして先発は宮崎と青木高の新人コンビ。宮崎は1失点と好投しました。
球種は見た感じストレートにスライダーに落ちる球。 緩急がとてもある投手でストレートの威力は凄いです。ただそれとは対照的に変化球の変化率が非常に小さい。スライダーにしても落ちる球にしても変化が少なくて球が中に入ってくると変化しきれなくて痛打される。この日打たれた安打はほとんどそんな感じで変化球に課題がある投手に移りました。ストレートの威力は良い時の小山田以上で角度も小山田以上に厳しくありそうです。しかしスライダーは小山田以下、落ちる球は林以下という感じでしょうか。
もう一人の先発は青木高。ペローんと言われる投球フォームは言われるほど変則には見えなかったですがそれでも微妙にタイミングを外す投球だなと感じました。こちらの課題はストレート。バックネット裏で僕は見てたんですが 正直バッティングセンター通いが趣味な僕でさえ打ちやすそうなストレートに見えました。
球は高いにキレもこの日はなかったですね。しかし変化球で一球大きな変化をする球がありました。それはカーブです。こちらは落差もあり左打者だけではなく右打者も打ちにくそうな変化をしてました。球種は他に スライダーとチェンジアップ。スライダーよりチェンジアップの方が良さそうな感じに見えましたがこの投手は変化球主体の投球でいった方が良いように見えました。左打者はかなり打ちづらい角度なんじゃないでしょうか。青木高の投球フォームは細かくカメラで撮ってあって日南動画コーナーにて公開中です。

投手陣で一人際立っていたのが河内!!! ストレート・変化球・コントロールどれをとっても凄かったです。
まずはストレート。去年の秋僕は神宮で河内を見てますが確実に球速が上がっています。
全盛期を思わせるほどの球威で何より打者の手元で伸びてきます。 変化球もスライダーのキレがさえにさえ右打者には低めのチェンジアップもさえどれもコントロールが良いです。
そして、何より自信満々に投球をしています。正直ベイルよりも良いんじゃないかとこの日は思いました。
投手でダメダメだったのが佐竹。スライダーは相変わらず良いんですが、それしかなくストレートを狙い撃ちされてました。結局イニング途中で交代。シンカーも多少投げますがもう少しストレートに威力がないとまた今年も良い防御率は期待出来ないでしょうね。投手は他に林に梅津の両サイドスローが投げていまして出来はまずまずに見えました。
打者の方で目立ったのが復活した尾形!!
フリー打撃から目立ってたんですが尾形独特の逆方向への鋭い打球。
逆方向の打球の速さはまるで阪神金本にも負けません。 逆方向へ2ベース・センター方向へ3ベースと本来の尾形のバッティングをしていました。ただ、走塁はまだまだですね。 足をかばいながら走ってるのが目に見えました。でもこの尾形も河内は三振をとっています。それとやっぱり嶋の体にはビビりましたね 。
余分な部分が綺麗に取れてました。毎年キャンプに来てるというご年配の方と語りながら 嶋のスイングを見てたのですが 腕をたたんで内角をさばいて本塁打性のあたりを連発する嶋をみて「贅肉がなくなってたから締まった打撃ができるんや!!」と盛り上がっていました。
本当に別人のようです(写真見てもわかる?) 打者でダメダメだったのが森笠。1・2打席と右打席で
どちらの打席も甘いストレートを2球見逃して追い込まれ最後は ひっかけて内野ゴロ。
これは相当厳しいですなとこないだ語った事が核心だったなとちょっと思いました。

紅白戦の最中、前田が一人室内練習場で打撃マシンに向かって打ち込みをしていました。
前田は体の前身に体重をかけ体が泳ぐような状態でミートするような打撃練習を黙々とやっていました。時より大きな声をあげ自分に怒るその表情はオーラそして努力の天才前田智徳を映し出していました。前田が2ストライク追い込まれてから体制崩しながらも打撃が出来るのは天才というよりなく努力だった言えるでしょうね。 今日はとりあえずこれでおしまい。

 

 

 

inserted by FC2 system